狂人日記

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150 11/3 【第二回東大オープン 雑感】

鬱に関して垂れ流した自分語りを最後に失踪していました。お恥ずかしい…。消そうかとも思いましたが、たくさんの方々が励ましのコメントをくださったので、やめにしました。皆さん、ありがとうございました。

で、そんな鬱半ばに受けたオープンの雑感を軽く書いていきます。通常進行に戻る感じです。じゃあ早速(これ以上この話題に触れていたくない…恥ずかしすぎて)。

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第二回オープン 雑感

(自己採点/満点)で表記。自己採点は裁量が感覚に頼った部分も多く、暫定。

国語

第一問(25/40 →訂正20/40 復習過程でぽろぽろミスが見つかりました…)

 標準、良問。文章量、文章難易度、設問、共に東大標準に沿った良問。⑴⑵⑶は解答の枠組みが作り易く、部分点が稼ぎやすかったが、⑷の120字は中心を少しずらしてしまった。見セル・フーコーでお馴染みパノプティンコ、もといパノプティコンがもろに出てきたので、当ブログの読者諸氏は少し読みやすかったのでは。

第二問(18/30)

 やや難。そもそも東大は読みにくいタイプと読みやすいタイプに二分され、今回は前者だっただけ。話の流れは追えなかったが、設問単位では重要古語をしっかり追い、比較的マシな点数をおさめることができた。

第三問(22/30)

 やや易。易判定でもいいくらい。「較」を捌けなかったところ以外は、中心は抑えられた。「比較」という熟語そのものは想起できたが、そこから動詞としての類推ができなかった。設問になってるからそんな捻りはないはず、というメタ的視点も足りなかったけど、にしてももう少し粘れば絶対取れたので悔やまれる。

第四問(7/20)

   標準、良問。といっても、最近の東大模試がたて続いてかなりの易しさだったのがおかしく、東大本試の第四問は通例かなりの難度なので、標準は標準でも難しい。僕は基本第四問は10点前後取れるが、今回は低めに落ち着いたのもその証拠。「魔術師」の比喩崩しをはじめとして、歯応えのある良問が揃っていた。翻訳や外国語、詩の引用も第四問としては頻出。しっかり復習したい。

総合(約70/120)

  標準。ただこれは本番に近い、という意味で。古典はやや易しめだったが、現代文を中心に良問が多く、僕が受けてきた模試国語史上もっとも満足の行く出来のセットだった。前回の河合は馬鹿簡単だったので、平均は前回から10点前後下がると思われる。

 

数学

第一問(12/20)

 易。しかし計算ミス…!ゆっくりとした死はここから始まっていた。

第二問(18/20)

   標準。最後の式整理が汚くなった上、検算そのものを計算ミスし間違ってると誤解したまま顔面蒼白で試験を終えた。これで10分余計にタイムロス。

第三問(0/20) 

   やや難、良問。模範解答通り二桁の数をそれぞれ文字でおけば見通しは立つようだが…。4文字で立式して、平方数(mod10)で一の位に着眼してしまった。全体を見通す余裕がなかったというか、柔軟性に欠けていた。初手でミスってドツボにハマると死ぬタイプの問題なので、仕方ないと言えば仕方ないが、できた人には簡単だったと思われる。

第四問(3/20)

   やや易。今回の大戦犯……………。座標から傾きtanθでアプローチしてしまったため、式がアルティメット複雑になり過呼吸になりかける。あ〜…言葉にできん。それにしても、駿台全国第二問も落としたし、その前の河合も図形で落としたし、僕、図形苦手なのか?京都一橋あたりの図形いくつか解いてみるか。

数学総合(約30/80)

   今まで平均偏差値75くらいだった一番の得意科目で、まさかの大・大・大爆死。敗因は第一問の計算ミスと第四問。数学で40切るとこんなにキツイ戦いになるのね、と数弱諸氏の気持ちを噛みしめながら1日目を終える結果に。ただ今年の目標は脱・数学依存であり、そして夏から力を入れてきたのは英語と世界史なので、英語と社会で「数学の遅れを取り戻す」のを目標に決め、再度奮起。2日目が逃げから攻めに転じたはじめての瞬間だった。

 

世界史

第一問(12/20)

   やや易、ただし悪問。ガッツリ取ったぜ!…と思ったが、解答見たら意外と出来が悪かった。まず9カ国条約と4カ国条約を間違え、さらに武器貸与法をWWⅠの文脈で使ってしまうという浪人生にあるまじきミス。未だに基礎がスカスカ…。さらに模範解答の加点ポイントも正当性や根拠に欠ける妙なものばかりで、そこでも打撃。フーヴァーとかニューディールとか、リード文読む限り、どう考えてもいらん。並列が冗長。そのわりにタフトのドル外交や三極構造が抜けてるし。必要なのはこっちだろ、アホ。出題者は世界史はできても日本語はできないようだ。一生一問一答しとけバーカ。まあ僕はそもそも世界史ができないから、まずはそこからだけど。今夜一問一答買います…。

ちなみに指定語句「法幣」は、詳説おじさん以外にはやや細かかった(?)ようです。僕は詳説おじさんなので何も思いませんでしたが…。過去記事でも触れたので、ご存知なかったかたはぜひ読んでみてください。クソ短いので。↓

関連記事

https://rounin-rojin.hatenablog.jp/entry/2019/07/07/051119

第二問(8/20)

 やや難。ウラマー難しすぎないか…?中国文化史もボロボロで、中世ヨーロッパの俗語に関する問題も、ドイツ語訳や活版印刷は思いつかなかった(覚えてるけど発想がなかった)。

第三問(18/20)

   やや難。第三問にしては難しめな出題。運も相俟って、恐らく捨て問の「日宋貿易で日本が輸出していた火薬の原料(A.硫黄)」だけ落として、比較的高得点に落ち着く。硫黄は日本史選択者には簡単だったのかな。言われてみれば火薬といえば硫黄だし、常識問題的側面もあったのかも。まあいいや。ちなみに『沈黙の春』、「黙」の字が思いつかずに『サイレント・スプリング』って書いてたけど、試験終了五分前に思い出して書き直した。英語表記で出してたらどうなってたんだろ。というか、レイチェルカーソンは一般常識として知ってたけど、世界史知識としては結構細かいよな、これ。案外解けた人少ないかも?

世界史総合(約35/40)

   やや難。第一問の的外れ具合を鑑みれば、難判定してもいいかもしれない。第二問を中心に難問揃いで、いかにも模試〜って感じだった。ただ、苦手な近現代分野でもちゃんと「戦えた」し、勉強の成果をはっきり感じることができたので、そこは二重丸、いや花丸。

 

地理

第一問(7/20)

   やや難。…が、何よりA0点という悲劇が悔やまれる。問題文を二箇所読み間違え、それだけで4点飛んだ。嘆息。Bの出来も芳しくはなかったが、こちらは難し目だったので仕方なし。

第二問(10/20)

   標準。A難しすぎない?飛ばして最後5分に適当に埋めた。人口多い国からDのフィリピンを消してインドネシアって当てずっぽうしたら合ってたのでラッキー。ただ⑵はかすらなかった。もう少し考えれば部分点は取れたかな。B標準的な思考問題。平均くらいは取れたかな。Cここは取れたし、稼がなきゃいけないところ。

第三問(10/20)

   やや易。A⑴面白い!東大っぽくはないけど。⑵階級区分図の頻出記述問題は知ってるけど、問題文がわかりづらくてあえて外して書いちゃった。不親切に思えるけど僕の読解力がないだけなのか?取れた人は多そう。B東京が少ないっていらないのね。C簡単だけど、記述の仕方が下手だったりなんだりでけっこう減点くらってそう。

地理総合(約25/60)

   標準。35は欲しいセットだったなあ。悔やまれるのは第一問Aのケアレス、第二問Bと第三問Cのもう一歩の点数。ここで10点伸ばせた。後ろ二つに関しては最近過去問演習してないことによる勘の鈍りが原因と思われる。が、センター対策も兼ねて今のうちに基礎をもう一周したいし、そのうえで過去問に臨むべきでもあろうから、ここはやや仕方なし。でも30はきりたくなかったな。

 

英語

*理想設計:4b10分→1A10分→2ab18分→下読み7分、リスニング→5 20分→1b15分→4a10分

1A(8/10)

  やや易。なんか最近ダーウィンの話ばっか読んでる気がする…。はいはい淘汰淘汰。訳語が不自然なところがあったので減点は来ると思われるが、構成自体は満点。現代文(自称)得意な身としてはバリバリ稼ぎ所。

1B(10/14)

   やや易。でも超嬉しい!!!何故ならリスニングに隠れて目立たなかったものの、死ぬほど苦手な大問だったから。土壇場で、まず一通り読んでから選択肢に目を通す、というやり方が功を奏したみたい。おっしゃ。

2(10/20 仮計算)

   割愛。

3(12/30)

   標準。サイアク。何がサイアクって、前回もリスニングができなくて死んだのに、何も進展がないから。でもここ数日英語に触れられない日が続いてたから、その影響もあるっちゃあるんだよなー。駿台でリベンジできるよう、明日から再び調整。あ、あと下読みの時間が足りなかったのはかなり響いた。10分ずつで済ませたい要約と和訳が12分ずつかかって、自由英作も手こずったので、下読みに4分くらいしか割けなかった。

4a(4/10)

  ?ほぼ解いてない。最後3〜4分で解いた⑴⑵はあってたけどあてずっぽうの残り3つは×。

4b(13/16)

  標準。といっても、そもそも東大和訳は基本問題ばかりなので、実質カンタン。そして取るべき所はきっちり取れた。

5(15/20)

  やや易?やけに高得点だったが、これは僕ができた方なのか、それとも簡単だったのか?よくわからんが、素直に喜んでおく。目標の20分できっちり通して読めたのは、おそらく試験直前30分流し読みしたリンガメタリカが効いた。

英語総合(約70/120)

  標準。河合にしては易しいセットだった。リーディングは十二分にできていたので、80切ってしまったのはひとえにリスニングのせい。繰り返しになるが、駿台でリベンジ。何故か最近読解の速度と精度が上がっているのはリンガのおかげなのかな…。

 

総合 約230/440

前回から下がったし、そもそも伸びきらない結果になってしまったが、やはり数学とリスニングが悪い。数学は反省しつつ、でもすぐにどうこうできるものでもないので、駿台と代々木で様子見。リスニングは引き続きリンガと模試過去問で勘を取り戻す。

前回の文ⅢA判ラインが222点で、今回は国語と数学が難化しているため、恐らくここからもう少し下がると思われるものの、自己採点と本採点のズレもあるので、冊子掲載の如何は不明。文Ⅲ一位とかほざいて何を…という感じだが、勉強できない時期が長かったこと、そして得意の数学で失敗したぶんを2日目で取り返せたことを加味すればまあまあ健闘したほうか。文Ⅲ一位、そりゃ取れればいいけど、あの時から状況も変わっている。3模試とも冊子掲載をとりあえずの小目標に、そして大目標として代々木や駿台文Ⅲ一位、すなわち数学天元突破×古文平均以上×リスニング高得点×他順当な点数、を目指していく。

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オープンはこんな感じでした。夏模試から進歩がないですが、近況を考えれば、僕としては上々です。

駿台、代々木までの間に実力を調整していきたいですが、なによりも鬱の回避や向き合い方を優先して過ごしたいと思います。

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